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【感想/解説】「TAR ター」難解だけど面白い!不気味で意味深なシーン満載のおすすめスリラー!

 

                「TAR ター」

 

(C)2022 FOCUS FEATURES LLC.

 

皆さんこんばんは!iBUKi です!

 

当ブログにお立ち寄り頂き、

ありがとうございます😊

 

今回は、第95回アカデミー賞にて、

計6部門のノミネートを記録した

 

ケイト・ブランシェット主演のスリラー映画

「TAR ター」の感想と解説を行っていきます!

 

意味深なシーン満載の

考察しがいのある面白い作品でした♪

 

 

🎬CONTENTS

 

ネタバレについて

 

本記事では、ネタバレなしとありの両面から

作品の感想/解説を行っています。

 

ネタバレに関して、

一部ストーリーの内容を扱っていますので、

未鑑賞の方はご注意ください。

 

作品基本データ

 

メイン・キャスト

 

ター ケイト・ブランシェット
フランチェスカ ノエミ・メルラン
シャロン ニーナ・ホス
オルガ ゾフィー・カウアー
アンドリス ジュリアン・グローヴァー
エリオット マーク・ストロング
監督・脚本 トッド・フィールド

 

製作年 2022年
製作国 アメリ
時間 158分
原題 Tar
配給 ギャガ

 

視聴方法

 

見放題 Prime Video
レンタル U-NEXT 他

 

※ 2023年12月5日時点のFilmarksの情報を

  参考にさせていただきました。 

 

あらすじ

 

 

素晴らしい才能とプロデュース力で、

ドイツの有名オーケストラ初の

女性首席指揮者に任命されたター

 

彼女は業界と世間の両方から注目を浴び、

輝かしいキャリアを築いた一方

 

次のマーラー交響曲第5番の録音と

新曲の創作にプレッシャーを感じていた。

 

そんなある日、ターの教え子の訃報が入り、

彼女の人生は徐々に狂い始めていく。

 

 

予告編

 

youtu.be

 

ネタバレなしの感想と解説

 

演技や脚本、全てに魅了される

 

TAR ター : 作品情報 - 映画.com (eiga.com)

映画.com より引用

 

予告編のサムネイルを見てみると、

指揮棒を振るケイト・ブランシェットの姿があり

 

これは指揮者を描いた音楽映画なのかなと、

一見思ってしまいます。

 

もちろん、それも間違いではありませんが、

もっと正確に説明するのであれば

 

本作は、指揮者ターの人生の崩壊を描いた

スリラー映画でした。

 

 

主人公ターは、ドイツの有名オーケストラで、

女性として初の首席指揮者に選ばれるなど

かなり才能を持った人物です。

 

音楽院での授業、曲の創作、そして指揮者、

かなり多忙な毎日を送っていましたが

 

それだけ業界では権威があり、

また世間の注目の的となっていました。

 

しかしある時を境に、

ターの人生は狂い始めます

 

彼女の教え子であるクリスタが、

自殺をしたと報道されたのです。

 

クリスタの身に起こったことと

ターには一体どのような関係性があるのか…

 

徐々に追い詰められていく彼女は、

やがて予想外の行動に出ます。

 

 

本作の注目ポイントは何と言っても、

意味深なシーンの数々です。

 

本作は全体的に静かな作品で、

その合間合間にある意味ありげな場面が、

異様な雰囲気を醸し出していました。

 

多くを語らない作りになっていたので、

個人的には難解な物語に感じましたが、

その分、鑑賞後の考察が楽しかったです!

 

また、ケイト・ブランシェットの演技にも、

ぜひ注目して頂きたいです!

 

強い女性の姿や裏腹に崩壊していく姿など、

どれをとっても圧巻の演技力でした。

 

先程もご紹介したように、

本作は全体的に静かなテイストな分

 

ターが指揮するシーンには"動き"があり、

一気に引き込まれました。

 

このように演技や脚本、

どれを取っても素晴らしい本作。

 

アカデミー賞ノミネートも納得の

今年の締めくくりにオススメな一本です!

 

 

ネタバレありの感想と解説

 

ターに隠された裏の顔

 

映画.com より引用

 

それでは、本作の重要なポイントである

ターの持つ裏の顔について考えていきます!

 

結論からいうと、

ターは若くて才能のある女性に対して、

深い関係性を持っていたのでした。

 

それを見て取れるのが、

オルガ、クリスタ、フランチェスカの3人です。

 

例えばオルガの場合、

彼女は新人であるのにも関わらず

 

ソロパートを任されたり、

本のイベントに同行したりと、

明らかにターのお気に入りとなっていました。

 

恐らく自殺してしまったクリスタも同じで、

特に彼女の場合は性的な関係もあったと

考えられます。

 

ターが同性愛者であることからも、

気に入った女性を優遇したり、

自身の近くに置いていた描写が見られました。

 

 

また、ターの問題点は他にもあり、

それは権威を持っていたことでした。

 

彼女が業界に及ぼす影響力

恐れていた人も多かったことでしょう。

 

実際、ターと対立してしまったクリスタは、

音楽の仕事を失ってしまったことが、

メールにて明かされています。

 

クリスタをよく思わなかったターが、

彼女を業界から追放するよう仕向けたことが

推測されますね…

 

最終的に、クリスタと仲の良かった

フランチェスカの行動によって

 

ターの裏の顔が世間にバレ、

彼女は表舞台から姿を消したのでした。

 

 

不気味なシーンが意味するもの

 

映画.com より引用

 

本作では、スリラー映画らしい

不気味なシーンがいくつかありました。

 

例えば、ターがジョギング中に、

どこからともなく女性の叫び声を聞いたり、

夜中に勝手にメトロノームが動いたり…

 

これらは一体何を意味していたのでしょう。

 

考え得る答えとしては、

ターが精神的に追い詰められているという

内面の崩壊を表す描写です。

 

クリスタの死に対する罪悪感、

またそれとは裏腹にキャリアを心配する不安、

そんな感情がターを蝕んでいたのでした。

 

不気味なことが起きるシーンでは、

ターが一人であることからも

 

これらは全て彼女の妄想で、

現実ではない可能性がありますね。

 

因みに、クリスタの霊も映っているそうですが、

僕は全く気付きませんでした(笑)

 

 

まとめ

 

✅ 意味深なシーン満載の難解映画

ケイト・ブランシェット圧巻の演技力

✅ これは現実?不気味な演出にも注目

 

「TAR ター」

まだ観ていない方は、ぜひチェックです!

 

 

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

これからも、沢山の洋画情報を

お届けしますので

 

ぜひ読者登録・応援よろしくお願いします!

 

それでは次回の洋画の世界でお会いしましょう!

バイバイ!

 

 

おまけの一言
 

まさかとは思いましたが、

インフルの後、コロナに連続でかかりました😱

皆さんも、体調管理にはお気を付けて!

 

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