今夜は映画ナイト!

洋画・ディズニー作品・海外ドラマを中心としたエンタメブログ!たまに雑談も・・

【感想/解説】「フォロウィング」70分映画に詰め込まれた衝撃の罠とは!ノーラン監督デビュー作がやっぱり凄い!

 

                     フォロウィング

 

(C)2010 IFC IN THEATERS LLC

 

皆さんこんばんは! iBUKi です!

 

当ブログにお立ち寄り頂き、

ありがとうございます😊

 

今回は、今年「オッペンハイマー」でも話題の

巨匠クリストファー・ノーラン監督がおくる

記念すべき長編映画デビュー作

 

フォロウィング

感想と解説を行っていきます!

 

長編映画一作目からこのクオリティとは、

やはりノーラン監督恐るべし!

 

 

🎬CONTENTS

 

ネタバレについて

 

本記事では、ネタバレなしとありの両面から

作品の感想/解説を行っています。

 

ネタバレに関して、

一部ストーリーの内容を扱っていますので、

未鑑賞の方はご注意ください。

 

作品基本データ

 

メイン・キャスト

 

ビル ジェレミー・セオボルド
コッブ アレックス・ハウ
ブロンドの女性 ルーシー・ラッセル
警官 ジョン・ノーラン
髪のない男 ディック・ブラッドセル
監督/脚本 クリストファー・ノーラン

 

製作年 1998年
製作国 イギリス
時間 70分
原題 Following
配給 AMGエンタテインメント

 

視聴方法

 

2024年6月5日(水)より、

Prime Videoにて見放題独占配信中です!

 

あらすじ

 

 

作家志望のビルは、創作のため、

他人を尾行しその人の生活を観察するという

危険な趣味を持っていた。

 

ある日、ビルはコッブという男を追うが、

尾行していることを彼に気づかれてしまう。

 

しかし、コッブもまた他人の家に侵入し、

その人の生活を観察するという趣味があった。

 

次第にビルはコッブに影響を受け、

尾行から侵入・盗みへとエスカレート。

そして、大きな事件に巻き込まれていく。

 

 

予告編

 

youtu.be

 

ネタバレなしの感想と解説

 

70分に秘められたノーラン監督の凄さ

 

フォロウィング : 作品情報 - 映画.com (eiga.com)

映画.com より引用

 

一切先の読めないストーリーを

圧倒的クオリティの映像で描き、

観客を未知の体験へと誘うノーラン監督。

 

これまで当ブログでは、

色々な監督の様々な作品を紹介してきましたが

 

クリストファー・ノーランはその中でも特に、

大好きな監督の一人です。

 

今年公開のオッペンハイマーはもちろん、

メメントから「TENET テネット」まで

数々の作品を鑑賞し、その度に驚かされました。

 

しかし、彼の記念すべきデビュー作については、

まだ一度も観たことがありませんでした。

 

それが、本作フォロウィングです!

 

 

この作品は、他作品と比較すると、

低予算で製作され"手作り感"がありました。

 

しかし、だからと言って侮るなかれ、

本編約70分の中にノーラン監督のエッセンス

十分に詰まっています。

 

例えば、本作の構成としては、

主人公ビルが彼とコッブの間に何が起きたのか

 

過去を回想するかたちで物語が進んでいき、

その時系列はシャッフルされています

 

お得意の時間の操作ってやつですね(笑)

 

これにより、最後まで観ないと、

全体像を把握することができません。

 

そして、最後の最後にはツイストの効いた

大きなどんでん返しが待ち受けています。

 

「これだ!」と予想しても、ノーラン監督は、

観客の一歩先を必ず進んでいるんですよね~

 

いやーこれはまた参りました😅

 

彼の作家性を感じる素晴らしい脚本でした。

 

 

尾行をする男と侵入をする男。

 

この二人が出会った時、

何か危険な出来事が起こります。

 

果たして、そこに待ち受ける罠とは一体…?

 

サスペンス好き、ミステリー好き、

そしてノーラン好きの方は必見の一作です!!

 

 

ネタバレありの感想と解説

 

映画.com より引用

 

ネタバレありの感想と解説では、

本作の多層的物語の真相について解説しています。


やや頭が混乱する難解な内容でしたが、

時系列を未来から過去に遡り見てみましょう!

 

 

① コッブの正体と目的

 

 

他人の家への侵入を趣味としていたコッブ。

 

しかし、彼の本当の正体と目的は、

より恐ろしいものでした。

 

物語のラストで明かされますが、実はコッブは

髪のない男に金で雇われた殺し屋だったのです。

 

ターゲットは、髪のない男の元恋人である女性

 

彼は、彼女に殺人の瞬間を目撃され、

また血のついたカーペットを隠されたことから、

彼女の存在を消したいと考えていました。

(殺人の瞬間 ➡ 借金をしていた男性の撲殺)

 

コッブは約束通り、元恋人の女性を殺害します。

 

仕事は完了。あと考えるべきなのは、

いかに自分が逮捕されないようにするか…

 

そこでコッブは、

自身の身代わりとなる人物を用意したのでした。

 

 

② ビルを出頭させる罠

 

 

コッブの身代わりは、もちろんビルです。

 

ビルがコッブを尾行していた時から、

コッブは彼を利用しようと考えていました。

 

コッブにとって、一番手っ取り早い方法

 

それは、ビルに自首を仕向け、

自ら捕まりに行ってもらうことでした。

 

そこで、コッブは彼にある罠を仕掛けます。

(この時点では、ブロンドの女性はまだ生きているため、

彼女とコッブが協力する構図になります。

ビルを罠にはめた後、彼女は殺害されてしまいます。)

 

 

ブロンドの女性は、ビルにこう告げます。

 

コッブはまたしても他人の家に侵入したが、

そこには偶然住人の遺体が存在し

彼は殺人の容疑で疑われている。

 

しかしコッブは、同じ手口の犯行をするビルに

罪を擦り付ける気だと…

 

これを聞いたビルは、当然焦ります。

 

彼はコッブの手口を完全にコピーしていたため、

自身が疑われても仕方がありません。

 

そこでビルは、コッブのこと、女性のこと、

これまでの経緯を全て警察に話す決意をします

 

しかしそれは、

かえって彼を苦しめることになるのでした。

 

 

ビルは全てを警察に告白しますが、

警察は彼の話を信じようとしてくれません。

 

なぜなら、住人の遺体事件など、

本当は存在していなかったのです。

 

またビルが警察に来た時点で、

ブロンドの女性は遺体として発見されており、

ビルにその容疑がかかります。

(ブロンドの女性の遺体➡①に繋がります)

 

これらは全て、ビルの行動を予想していた

コッブの罠だったのでした!

 

 

③ ビルに残された最悪の証拠

 

 

ビルの話を全く信じてくれない警察ですが、

更に悪いことに、ビルにとって不利な証拠が、

二つ残されていました。

 

第一に、血痕のついた金槌

 

ビルは、髪のない男の金庫に侵入した際に、

彼の部下に襲われ、金槌で抵抗しました。

 

その金槌はブロンドの女性の家に置かれ、

コッブはそれを使って彼女を殺害しました。

 

金槌には部下や女性の血痕が付着し、

ビルの犯行を裏付ける証拠になりえます。

 

第二に、ブロンドの女性の私物

 

ビルとコッブが彼女の家へ侵入した際、

二人は彼女の私物を盗みました。

 

コッブはそれらをビルの家で保管するよう、

彼に指示を出していました。

 

つまり、今もなお彼女の私物は、

ビルの家に残されているわけで、

これもまた不利な証拠になってしまいます。

 

ビルがブロンドの女性を殺害し、

その後私物を盗んだという強盗殺人を、

警察は考えるでしょう。

 

恐ろしいことに、

ビルはコッブと出会った時から、

何重もの罠にハメられていたのです。

 

 

まとめ

 

✅ ノーラン監督長編映画デビュー作

✅ 監督らしい時系列の交錯と難解な物語

✅ 巧妙に仕掛けれた何重もの罠

 

フォロウィング

まだ観ていない方は、ぜひチェックです!

 

 

☆ブロ友さんの感想はこちら♪

 

www.421miyako.com

 

hiro0706chang.hatenablog.com

 

 

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

これからも、沢山の洋画情報を

お届けしますので

 

ぜひ読者登録・応援よろしくお願いします!

 

それでは次回の洋画の世界でお会いしましょう!

バイバイ!

 

 

おまけの一言
 

近所のイタリアンで食べた

明太クリームパスタが美味しすぎて、

家でも自分で作っちゃいました(笑)

 

 

ブログランキング・にほんブログ村へ

※ 映画ブログランキングに参加中。

  皆様の1クリックのご協力お願いします!