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【感想/解説】「オッペンハイマー」伝記映画の常識を覆す驚異の映像体験!賛否両論も納得の傑作が遂に公開へ

 

                   オッペンハイマー

 

(C)Universal Pictures. All Rights Reserved.

 

皆さんこんばんは!iBUKi です!

 

当ブログにお立ち寄り頂き、

ありがとうございます😊

 

今回は、今日本で最も話題の洋画

巨匠クリストファー・ノーラン監督の最新作

 

オッペンハイマー

感想と解説を行っていきます!

 

いち映画ファンとして本作は、

2024年アカデミー賞最多7部門受賞も納得の

とてつもない名作だと感じました…

 

 

🎬CONTENTS

 

ネタバレについて

 

本記事では、ネタバレなしとありの両面から

作品の感想/解説を行っています。

 

ネタバレに関して、

一部ストーリーの内容を扱っていますので、

未鑑賞の方はご注意ください。

 

作品基本データ

 

メイン・キャスト

 

オッペンハイマー キリアン・マーフィ
キャサリン エミリー・ブラント
レズリー マット・デイモン
ルイス ロバート・ダウニー・Jr
ジー フローレンス・ピュー
ラビ デヴィッド・クラムホルツ
ローレンス ジョシュ・ハーネット
アインシュタイン トム・コンティ
ボーア ケネス・ブラナー
ロージャー ジェイソン・クラーク
ヒル ラミ・マレック
トルーマン ゲイリー・オールドマン
監督/脚本 クリストファー・ノーラン

 

製作年 2023年
製作国 アメリ
時間 180分
レーティング R15+
原題 Oppenheimer
配給 ビターズ・エンド

 

視聴方法

 

2024年3月29日より、

全国ロードショー公開中です!

 

あらすじ

 

 

第2次世界大戦下、

物理学者のロバート・オッペンハイマーは、

マンハッタン計画のリーダーに任命される。

 

それは、ドイツよりも先に原子爆弾を開発する

極秘のプロジェクトであった。

 

実験に成功したオッペンハイマーは、

アメリカ中から称賛され、時の人となる。

 

しかし、その先に待ち受けていたものは、

栄光ではなく苦悩であった

 

 

予告編

 

youtu.be

 

ネタバレなしの感想と解説

 

映画ファンとして、日本人として

 

オッペンハイマー : 作品情報 - 映画.com (eiga.com)

映画.com より引用

 

世界累計興行収入9億ドルを超える

まさに歴史的大ヒットを記録した

映画「オッペンハイマー」。

 

全米では昨年7月に公開されたものの、

日本では暫く音沙汰なしの状態が続き、

劇場公開が危ぶまれていましたが

 

この度日本でも、ミニシアターの作品を取り扱う

ビターズ・エンドより、遂に公開されました。

 

原爆という非常に難しいテーマを扱っている為、

賛否両論出てしまうのは当然のことですが

 

この作品が日本で公開されるという点に、

まず大きな意味があるのではないかと思います。

 

果たしてどのような作品に仕上がっているのか、

ネタバレなしで感想を語っていきます!

 

 

映画ファンとして観た時に…

 

 

まずは映画ファンとしての視点に立って、

本作の感想を簡単に綴ります。

 

ノーラン監督が手掛けるというだけで、

失敗することはないだろうという

信頼と安心感があるのですが

 

やはり本作は、予想をはるかに上回る

素晴らしい映像体験となっていました。

 

物語の構成、演出、音響…

全てがしっかり計算されていて

観客を一気に世界観に引き込むのです。

 

これまで「インセプション」や「テネット」等

SFをメインに描いてきた監督ですが

 

伝記映画でこれほどの没入感を生み出すとは、

本当に恐れ入りました。

 

部分部分の詳しいポイントは、

後ほどネタバレあり感想でご紹介しますが

 

もしも本作の鑑賞を迷っているのでしたら、

映画館で絶対に観るべきかなと思います!

 

 

日本人として観た時に…

 

 

次に、実際に原爆の被害にあった

日本としての立場に立った感想を、

綴っていきます。

 

原爆の恐ろしさを描き切れていないのでは?

 

本作を問題視する声が上がっていますが、

確かにその点は弱かったように感じます。

 

というのも、本作はあくまで、

オッペンハイマーの生涯にフォーカスしており、

原爆の出来事が全てではないからです。

 

例えば、物語後半はサスペンス要素が強く、

オッペンハイマーと政治家ストローズの戦いが

メインに描かれていました。

 

この点に納得できるかどうかが、

本作の評価の分かれ道になりそうです。

 

考えさせられる場面はもちろん沢山ありますが、

もう少し日本の描写があっても良かったのかも

しれませんね。

 

 

ネタバレありの感想と解説

 

映画製作のプロが見せる本気の演出

 

映画.com より引用

 

ネタバレなしの感想でも少し触れましたが、

本作は、いかにもノーラン監督らしい

構成と演出が光る作品となっていました。

 

取り上げたい場面は山ほどありますが、

今回、特に素晴らしかったポイントについて

まとめています。

 

あぁ何だか、大学の時を思い出します(笑)

(ノーラン監督で卒論を書きました)

 

 

1. 時系列の交錯と伏線回収

 

 

時間の魔術師と呼ばれるノーラン監督。

 

これまでの作品でも時間を操り、

観客を良い意味で混乱させてきましたが、

今作でもやはり時系列の交錯がありました。

 

カラーとモノクロの二つの軸に分かれており、

それぞれが違う視点を持っています。

 

カラーで描かれているのは、

1954年に開かれた聴聞会における

オッペンハイマー視点の物語

 

そして、モノクロで描かれているのは、

1959年に開かれた公聴会における

ストローズ視点の物語です。

 

二人が過去を回想する形で物語が進むため、

更に時系列が複雑に感じてしまいますが

 

メメント」や「テネット」と比べると、

まだ優しい方かなと思います。

 

しかし、登場人物が多かったり、

そもそもの史実が難しかったりするので、

難解映画ではありますね😅

 

僕はまだ1回しか鑑賞できていないので、

正直理解できていない部分がたくさんですが

 

ただ、クライマックスの伏線回収

スピード感は流石の仕上がりでした。

 

 

2. オッペンハイマーの心情表現

 

 

本作の没入感で一番驚いたのは、

オッペンハイマーの心情を、

原爆と合わせて演出していたことです。

 

劇場に響き渡る重低音。

彼の恐怖プレッシャーが伝わってきました。

 

ここでこの演出をするんだという

驚きの連続でしたが、全てが効果的であり、

流石は映画製作のプロだなと思いました…

 

また、トリニティ実験リアリティ緊張感

 

自分もその場にいるのではないかと

錯覚してしまう程、再現度が高かったです。

 

何度も言ってしつこいようですが、

映画館で観るべき作品とはまさにこれですね!

 

 

絶対に繰り返してはならない史実

 

映画.com より引用

 

最後に、本作を観て改めて感じたことを

簡単に書きたいなと思いますが、

それは戦争の異常さです。

 

オッペンハイマーがどうこうではなく、

その時代の人々の様子が恐怖そのものでした。

 

殺人兵器を完成させ、喜ぶ姿。

それが日本に落とされ、喜ぶ姿。

オッペンハイマーを称賛する姿。

 

嘘であってくれと、何度も考えましたが、

これが現実に起きていたわけですよね…

恐怖以外の、何物でもありません。

 

これからも科学は発展し続けると思いますが、

その度に一歩立ち止まって考えて欲しいです。

 

それは、本来のあるべき姿なのかと。

 

 

まとめ

 

✅ 賛否両論も納得の傑作

✅ ノーラン監督が見せる異次元の映像体験

✅ 世界にとって意味のある作品へ

 

オッペンハイマー

まだ観ていない方は、ぜひチェックです!

 

 

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

これからも、沢山の洋画情報を

お届けしますので

 

ぜひ読者登録・応援よろしくお願いします!

 

それでは次回の洋画の世界でお会いしましょう!

バイバイ!

 

 

おまけの一言
 

奈良旅行の続きです!

 

奈良金魚ミュージアムに行きました♪

 

 

幻想的な空間に泳ぐ金魚たち。

これは癒されますね~

仕事のストレスも吹っ飛びました(笑)

(次回に続きます)

 

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