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【感想/解説】「落下の解剖学」事件の真相はあなた次第!脚本賞受賞も納得の名作法廷ミステリー!

 

                      「落下の解剖学」

 

(C)LESFILMSPELLEAS_LESFILMSDEPIERRE

 

皆さんこんばんは! iBUKi です!

 

当ブログにお立ち寄り頂き、

ありがとうございます😊

 

今回は、2024年アカデミー賞において、

脚本賞を受賞し話題となったフランス映画

 

「落下の解剖学」

感想と解説を行っていきます!

 

雪山のとある山荘で起きた一つの転落事件。

果たしてそれは、事故なのか?

自殺なのか?それとも…?

 

 

🎬CONTENTS

 

ネタバレについて

 

本記事では、ネタバレなしとありの両面から

作品の感想/解説を行っています。

 

ネタバレに関して、

一部ストーリーの内容を扱っていますので、

未鑑賞の方はご注意ください。

 

作品基本データ

 

メイン・キャスト

 

サンドラ ザンドラ・ヒュー
ヴァンサン スワン・アルロー
ダニエル ミロ・マシャド・グラネール
検事 アントワーヌ・レナルツ
監督/脚本 ジャスティーヌ・トリエ
脚本 アルチュール・アラリ

 

製作年 2023年
製作国 フランス
時間 152分
原題 Anatomie d'une chute
配給 ギャガ

 

視聴方法

 

見放題 Prime Video

 

※ 2024年10月3日(金)時点のFilmarksの情報を

  参考にさせて頂きました。

 

あらすじ

 

 

人里離れた雪山の山荘で、

ある男性が転落死した。

 

第一発見者は、

まだ11歳の視覚障害を持つ被害者の息子。

 

現場の状態から不審な点が多く、

妻のサンドラが容疑者として起訴される。

 

裁判が進んでいくなかで、

徐々に明かされる夫婦の関係性。

 

果たしてサンドラは夫を殺害したのか。

 

 

予告編

 

youtu.be

 

ネタバレなしの感想と解説

 

裁判で見せる重厚な人間ドラマ

 

落下の解剖学 : 作品情報 - 映画.com (eiga.com)

映画.com より引用

 

本作の冒頭。

ベストセラー作家のサンドラが、

自宅で取材を受ける様子がうつされます。

 

そこでは、何とも耳に残る

「PIMP」という曲が大音量で流されており、

ある種異様な雰囲気が漂っていました。

 

暫くして取材は中断となり、

インタビュアーは家を去ります。

 

その後、サンドラの息子ダニエルが、

ペットの犬を連れて散歩に出ます。

 

そして彼が家に帰ってくると、

外には息絶えた父の姿がありました。

 

 

事件から約1年後。

サンドラは容疑者となり、裁判が始まります。

 

本作は法廷ミステリーのような形を取っており、

その裁判の様子がメインで描かれていました。

 

事件は多くの謎に包まれていましたが、

裁判が進んでいくにつれて徐々に、

夫婦の関係性が露わになっていきます。

 

ダニエルが幼い頃に事故にあい、

生活が大きく変わってしまったこと。

 

夫婦ともに作家を志していたが、

サンドラだけが成功したこと。

 

次々と浮き彫りになる事実は、

サンドラをどんどん追い詰めていき

 

そして観客もまた、

「彼女は犯人なのか?それとも無罪なのか?」

何度も気持ちが揺れ動くのでした。

 

 

本作は大作ハリウッド映画と比べてみると、

派手さはあまりないかもしれませんが

 

まるで本当の事件の密着ドキュメンタリーを

観ているかのようなリアリティがありました。

 

俳優陣の演技力は素晴らしく、

またセリフの一つ一つに説得力があるため、

最初から最後までずっと見入ってしまうのです。

 

流石はアカデミー賞受賞作品は、

一味も二味も違いますね。

 

もしも重厚な物語や、

考えさせられる映画をお探しの場合は、

本作はとてもおすすめです!

 

 

ネタバレありの感想と解説

 

正解のない事件の真相とは?

 

映画.com より引用

 

今回描かれている事件は、有罪無罪の判断

非常に難しいケースだなと感じました。

 

監視カメラの映像や目撃証言など

何か決定的な証拠があるわけではないため

 

数少ない事実から、

仮説を組み立てるしかありません。

 

しかし、それはあくまで可能性の域を出ず、

また人の心理を想像するのは難しいものです。

 

前日に夫婦間の喧嘩があったからと言って、

動機には繋がるかもしれませんが、

サンドラが犯人になるわけではありません。

 

だからこそ、一つの意見を鵜吞みにせず、

様々な視点を持つことが大切なのです。

 

 

最終的にサンドラは無罪判決が下され、

晴れて自由の身となりましたが、

事件の真相は未だ謎に包まれています

 

個人的な考えとしては、

やはり彼女が犯人だと決定づけるには

 

証拠が不十分なため、

夫の自殺ではないでしょうか。

 

前日の喧嘩のとおり、

彼は今の生活に不満を感じていたため

 

溜まり溜まったストレスが、

自殺を誘発してしまったのです。

 

しかし、ここでポイントとなるのが、

その"やり方"です。

 

あえて転落死を選んだことや、

家にサンドラしかいない時間帯を狙ったことを

考えると、どこか違和感を覚えます。

 

なぜなら、サンドラによる殺人を

考慮できてしまうからです。

 

恐らくこれには、彼女への復讐の意味も

込められていたのではないでしょうか。

 

少なからず夫はサンドラに対して、

不満や恨みを抱いていたわけですから

 

彼女が不利になってしまうような方法を

選んだのだと推測できます。

 

つまり、他殺に見せかけた自殺ですね。

 

皆さんは、今回の事件、

どのように考察しますか?

 

 

まとめ

 

✅ アカデミー脚本賞受賞作品

✅ 法廷ミステリー×人間ドラマ

✅ 考察する余韻を残す重厚な物語

 

「落下の解剖学」

まだ観ていない方は、ぜひチェックです!

 

 

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

これからも、沢山の洋画情報を

お届けしますので

 

ぜひ読者登録・応援よろしくお願いします!

 

それでは次回の洋画の世界でお会いしましょう!

バイバイ!

 

 

おまけの一言
 

2日連続のスタバの

焼き芋 香ばしカラメル フラペチーノ。

美味しい✨

 

 

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