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皆さんこんばんは！ iBUKi です！
当ブログにお立ち寄り頂き、
ありがとうございます😊
今回は、「グランド・ブダペスト・ホテル」など
唯一無二の世界観と独特のユーモアが光る
ウェス・アンダーソン監督の最新作
「アステロイド・シティ」の
感想と解説を行っていきます！
ダイナーとガソリンスタンドと
モーテルしかない小さな小さな街で、
とんでもないことが起きちゃいますよ！
🎬CONTENTS
ネタバレについて
本記事では、ネタバレなしとありの両面から
作品の感想/解説を行っています。
ネタバレに関して、
一部ストーリーの内容を扱っていますので、
未鑑賞の方はご注意ください。
作品基本データ
メイン・キャスト
| オーギー | ジェイソン・シュワルツマン |
| ミッジ | スカーレット・ヨハンソン |
| スタンリー | トム・ハンクス |
| グリフ | ジェフリー・ライト |
| ヒッケンルーパー博士 | ティルダ・スウィントン |
| コンラッド | エドワード・ノートン |
| シューベルト | エイドリアン・ブロディ |
| 司会者 | ブライアン・クランストン |
| ジューン | マヤ・ホーク |
| 支配人 | スティーヴ・カレル |
| 妻 | マーゴット・ロビー |
| ソルツバーグ | ウィレム・デフォー |
| 副官 | トニー・レヴォロリ |
| 宇宙人 | ジェフ・ゴールドブラム |
| 監督 | ウェス・アンダーソン |
| 製作年 | 2023年 |
| 製作国 | アメリカ |
| 時間 | 104分 |
| 原題 | Asteroid City |
| 配給 | パルコ |
視聴方法
| 見放題 | Prime Video |
| レンタル | U-NEXT 他 |
※ 2024年3月29日時点のFilmarksの情報を
参考にさせていただきました。
あらすじ
砂漠にある小さな街アステロイド・シティに
招待された5人の少年少女とその家族。
子供たちは天才的な頭脳で科学賞を受賞し、
その授賞式がここで行われるのだった。
しかし、授賞式のさなか、
突如宇宙人が現れ、会場は混乱に陥る。
更に、大統領の命令によって街は封鎖され、
誰もアステロイド・シティから出られなく
なってしまう。
予告編
ネタバレなしの感想と解説
お洒落でシュールで難解！？
アステロイド・シティ : 作品情報 - 映画.com (eiga.com)
映画.com より引用
どの場面を切り取っても絵になる
アートでお洒落な映像表現と
思わずクスッと笑ってしまう
シュールなストーリーが魅力的な
ウェス・アンダーソン監督の作品。
この独特な世界観をもっと楽しみたい、
そんな映画ファンの方におすすめなのが、
最新作「アステロイド・シティ」です！
今回もまた、例によって例のごとく、
豪華すぎるキャスト陣が一挙に集結し、
ウェス・アンダーソン・ワールドが
展開されていました。
それではまず、本作の注目ポイントについて、
ネタバレなしでご紹介しましょう♪
物語の舞台となるのは、タイトルにもある
アステロイド・シティ。
住人も観光客もほとんどいない
砂漠にある小さな小さな街ですが、
ここで、科学賞の授賞式が行われます。
選ばれたのは、天才的な頭脳を持つ子供たちで、
彼らとその家族が集まります。
へんぴな場所に、クセしかないメンバー…
これは絶対に何か起こりそうですよね。
そんな不安(？)はやっぱり的中し、
何と宇宙人までもがこの街にやってきます(笑)
授賞式などやっている場合ではない！
ということで、アステロイド・シティは封鎖。
果たして、街に取り残された主人公たちは、
一体どうなってしまうのでしょうか？
改めてストーリーを振り返ってみると、
なかなかめちゃめちゃな展開ですが、
実は本作やや難解な作品となっていました。
詳しくは後ほど解説しますが、
物語の構造を把握したり、
作品のメッセージ性を読み解いたりするのが、
一筋縄ではいかないのです。
この考察要素を受け入れることができるかが、
本作を楽しむ分かれ道ですね。
過去作「グランド・ブダペスト・ホテル」とは
また異なる監督の新たな一面に出会いました。
ネタバレありの感想と解説
モノクロとカラーの違いとは
映画.com より引用
ネタバレなしの感想でも少し触れましたが、
本作はやや難解な作品となっていました。
その理由の一つとしては、
モノクロとカラーの二つの場面が存在し
それぞれが連動して物語が進むからです。
ノーラン作品みたい(笑)
では一体、モノクロとカラーの違いは何なのか
解説していきましょう！
まず、モノクロパートについてですが、
これは映画における現実世界を指しています。
登場人物はみな、俳優や舞台演出家などで、
とある舞台の製作裏が描かれています。
その舞台こそが、
"アステロイド・シティ"なのです。
次に、カラーパートですが、
これは舞台"アステロイド・シティ"の
一連の流れになります。
映画の世界において公演されている劇ですから、
架空の世界の架空の劇といった所でしょうか。
頭がこんがらがりそうですね(笑)
例えば、スカーレット・ヨハンソンの場合、
モノクロでメルセデスという女優を演じ、
カラーではミッジという女優に変わります。
女優(スカヨ)が女優(メルセデス)を演じ、
その女優(メルセデス)が演じる女優(ミッジ)までも
演じる…という仕組みなのですが
ウェス・アンダーソン監督、ややこしいよ！
本作に隠されたメッセージ
映画.com より引用
本作のやや難解ポイント二つ目は、
作品に隠されたメッセージです。
物語としては、大きな起承転結はないので、
この作品は結局何を伝えたかったのか…
正直見えにくい部分がありました😅
その中でも、今回考えを捻り出したので、
僕なりの「アステロイド・シティ」の
解釈をご紹介します！
早速、結論からいくと、
本作は観客に向けたメッセージではなく
製作サイドへのメッセージが
含まれた作品なのではないかと思いました。
なぜなら、シュールな物語が展開される裏で、
役者の苦悩も描かれていたからです。
例えば、オーギー/ジョーンズですが、
"アステロイド・シティ"の脚本が理解できないと
舞台裏へ出て行ってしまう場面がありました。
舞台演出家に答えを求めますが、
分からなくても世界観を伝えろと言われます。
観客にとって難解な映画は、
やはり役者にとっても理解が難しく、
そういう作品は多いのではないでしょうか。
また、モノクロパートにおいて登場人物たちが、
「眠らなければ、起きることはできない」と
連呼するあの意味深なシーン。
どうやらこれも、舞台演出家の言う
「脚本が分からなくても、世界観を伝えろ」と
繋がる部分がありそうです。
眠るというのはすなわち、
脚本の世界観に入り込むことで
それをしなければ、
役者は表現することができません。
(起きることはできません。)
例えどんなに脚本が難しくとも、
まずは世界観に入ることが大切なのです。
これっていかにも、独特な世界観を生み出す
ウェス・アンダーソン監督らしいですね！
本作は、彼の映画作りへのこだわりが
投影された作品なのかもしれません。
まとめ
✅ 豪華キャスト×アートでお洒落な映像
✅ 少し難解な二重構造の物語
✅ シュールさの裏にある映画作りの想い
「アステロイド・シティ」
まだ観ていない方は、ぜひチェックです！
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最後までお読み頂きありがとうございました。
これからも、沢山の洋画情報を
お届けしますので
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それでは次回の洋画の世界でお会いしましょう！
バイバイ！
おまけの一言
先週は奈良へ旅行に行ってきました！
奈良グルメの柿の葉寿司や、天理ラーメン、
どれも美味しかったです♪
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