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【感想/解説】「ジョーカー フォリ・ア・ドゥ」評価が難しい問題作!ラストとタイトルから考える今作の意味とは!

 

           「ジョーカー フォリ・ア・ドゥ」

 

(C) & TM DC (C) 2024 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved

 

皆さんこんばんは! iBUKi です!

 

当ブログにお立ち寄り頂き、

ありがとうございます😊

 

今回は、今世間を騒がしているあの待望の続編

「ジョーカー フォリ・ア・ドゥ」

感想と解説を行っていきます!

 

前作以上に賛否両論となっている今作。

確かに感想が非常に難しい作品でした…😅

 

 

🎬CONTENTS

 

ネタバレについて

 

本記事では、ネタバレなしとありの両面から

作品の感想/解説を行っています。

 

ネタバレに関して、

一部ストーリーの内容を扱っていますので、

未鑑賞の方はご注意ください。

 

作品基本データ

 

メイン・キャスト

 

アーサー ホアキン・フェニックス
リー レディー・ガガ
メアリーアン キャサリン・キーナー
ジャッキー ブレンダン・グリーソン
監督 トッド・フィリップス

 

製作年 2024年
製作国 アメリ
時間 138分
原題 Joker: Folie a Deux
配給 ワーナー・ブラザース

 

視聴方法

 

2024年10月11日(金)より、

全国ロードショー公開中です!

 

あらすじ

 

 

アーカム州立病院に収容されたアーサーは、

そこで謎めいた女性リーに出会う。

 

彼女に魅了されたアーサーは、

再びジョーカーとしての力を取り戻していく。

 

そんな中、ジョーカーの5人の殺人事件

裁判がまもなく始まろうとしていた。

 

 

予告編

 

youtu.be

 

ネタバレなしの感想と解説

 

アーサーを待つ新たな出会いと危機

 

ジョーカー フォリ・ア・ドゥ : 作品情報 - 映画.com (eiga.com)

映画.com より引用

 

前作の衝撃から約5年。

この度あの「ジョーカー」の続編が、

遂に公開となりました。

 

社会現象を巻き起こした前作を考えると、

今作の期待値は非常に高かったと思いますが

 

蓋を開けてみると、

海外では否定的な意見が多く、

日本でも賛否の嵐が巻き起こっています。

 

僕も先日鑑賞してきましたが、

ブログでどんな感想を書こうか、

いやーこれまたとても難しい作品でしたね💦

 

あの完璧なラストを経て、

次は"ジョーカーの何が"語られたのか。

 

まずはネタバレなしで、

物語の概要からご紹介していきましょう!

 

 

今回の注目ポイントは、大きく分けて2つ。

 

それは、レディー・ガガ演じるリーの登場と、

ジョーカーが起こした殺人事件の裁判です。

 

現在、アーサーは精神病院に収容されており、

前作のラストのような勢いを失っていました。

 

しかし、謎めいた女性リーに心を奪われ、

再びアーサーに変化が訪れます。

 

一方でそんななか進んでいくのが、

マレーを含む5人の殺人事件の裁判です。

 

争点となるのはアーサーの精神状態で、

ジョーカーは過去のトラウマから生み出された

全く異なる別の人格(二重人格)なのか

 

それとも、アーサーの人格は一つで、

ジョーカーはただの演技なのか

 

前作のキャストも証人としてカムバックし、

あの恐ろしい事件がもう一度語られます。

 

 

…と、ここまでが物語の簡単なあらましですが、

裁判でジョーカーに迫るというのは、

個人的には面白いアイデアだなと思いました!

 

また、レディー・ガガを起用するだけあって、

ミュージカルのような新たな要素も加わり、

一作目との差別化をしっかり図っていましたね。

 

映画批評サイトRotten Tomatoesでは、

観客批評家ともに支持率30%代ですが

 

そこまで辛口じゃなくても…

と感じてしまいます🤔

 

ただやはり、どちらが好きかと聞かれると、

僕も前作の方を選んでしまいますかね。

 

なぜ今作は観客にハマらなかったのか

次はネタバレありで見ていきましょう!

 

 

ネタバレありの感想と解説

 

タイトルに隠された今作のテーマ

 

映画.com より引用

 

今作が観客にハマらなかった理由の一つとして、

アーサーが前作ほどジョーカーらしくない

というのが挙げられるのではないでしょうか。

 

僕たち観客は、

ジョーカーが暴れるところを期待しますが

 

今回の彼はむしろその逆で、

周りに振り回されていた印象が強かったです。

 

例えばリーは、

完全にアーサーの心を操っていましたし

 

ジョーカーを信仰する市民は、

裁判所を爆破するにまで至ります。

 

その点アーサーは、

妄想の中ではやりたい放題しますが、

現実はジョーカーになりきれていませんでした。

 

ジョーカーというキャラクターは、

あまりにも神格化されすぎて

 

もしかするとアーサーは、

ジョーカーであるということに

プレッシャーを感じていたのかもしれません。

 

 

しかし、この状態こそ、

監督が今作で描きたかったテーマなのでしょう。

 

タイトルの「フォリ・ア・ドゥ」とは、

感応精神病を意味する言葉で

 

一人の妄想が他の人へと広がっていき、

複数人が同じ妄想を共有する様を指します。

 

街の劣悪な環境が生んだジョーカーは、

生活に不満を抱く市民にとって、

まるでヒーローのような存在でした。

 

今作のリーや市民の破壊行動は、

ジョーカーに影響されて出来た

まさに「フォリ・ア・ドゥ」なのです!

 

そしてまた、僕たち観客が、

ジョーカーが暴れるところに期待するのも

 

それはジョーカーの悪が伝染している

何よりの証拠かもしれません。

 

 

ラストシーンのある違和感

 

映画.com より引用

 

それでは最後に、考察といいますか、

少し妄想的な話になりますが

 

今作のラストの"ある違和感"について、

触れていきたいと思います。

 

物語の結末としては、裁判が終わった後、

アーサーは面会があると看守に呼び出されますが

 

その途中、囚人の一人に声を掛けられ、

刃物で刺されてしまいます。

 

新たなジョーカーの誕生という

ショッキングな終わり方でしたが

 

ここで疑問なのが、

面会相手とは一体誰だったのでしょうか?

 

 

劇中でアーサーが面会していたのは、

たった一人リーだけでした。

 

しかし、リーとの関係性は既に破綻したので、

彼女が会いに来たとは考えにくいです。

 

となると、面会というのは、

看守がついた嘘の可能性が浮上します。

 

つまり、看守と囚人が結託した

アーサー殺害の罠だったのです!

(看守が人気のない所にアーサーを連れ出す

→囚人がアーサーを殺害する)

 

思えば、看守が直ぐに駆けつけなかったのは、

おかしな話ですよね。

 

普通、囚人がすぐに後をついて来なかったら、

逃げ出したかと探すはずですから。

 

 

これがアーサーの最期だと思うと、

あまりにあっけなく、そして残酷ですが、

ジョーカーという存在は残り続けるでしょう。

 

また新たな悪の誕生を繰り返し、

負の連鎖はそう簡単には途切れません。

 

早くこのゴッサム・シティにも、

バットマンが現れて欲しいと願うばかりです。

 

 

まとめ

 

✅ 前代未聞の賛否両論の問題作

✅ テーマは素晴らしいが、観客とのズレも

✅ アーサーとジョーカーの衝撃的な決着

 

「ジョーカー フォリ・ア・ドゥ」

まだ観ていない方は、ぜひチェックです!

 

 

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☆「ジョーカー」

悪はどうやって作られたのか…圧倒的な名作!

 

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最後までお読み頂きありがとうございました。

 

これからも、沢山の洋画情報を

お届けしますので

 

ぜひ読者登録・応援よろしくお願いします!

 

それでは次回の洋画の世界でお会いしましょう!

バイバイ!

 

 

おまけの一言
 

梅田のとあるラーメン屋さんが、

いつ見ても70分待ちの行列で、

ディズニーランド状態です(笑)

いつか食べてみたいな~

 

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