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【感想/解説】「THE GUILTY ギルティ」電話の声だけで描かれる驚愕の事件!デンマークの新感覚サスペンスが凄い!

 

                「THE GUILTY ギルティ」

 

(C)2018 NORDISK FILM PRODUCTION A/S

 

皆さんこんばんは! iBUKi です!

 

当ブログにお立ち寄り頂き、

ありがとうございます😊

 

今回は、第91回アカデミー賞において、

国際長編映画にノミネートされた

デンマーク産サスペンス映画

 

「THE GUILTY ギルティ」

感想と解説を行っていきます!

 

今年話題となった「胸騒ぎ」も

デンマーク映画ということで、

北欧作品も見逃せませんね~

 

 

🎬CONTENTS

 

ネタバレについて

 

本記事では、ネタバレなしとありの両面から

作品の感想/解説を行っています。

 

ネタバレに関して、

一部ストーリーの内容を扱っていますので、

未鑑賞の方はご注意ください。

 

作品基本データ

 

メイン・キャスト

 

アスガー ヤコブ・セーダーグレン
イーベン イェシカ・ディナウエ
ミケル ヨハン・オルセン
監督 グスタフ・モーラー

 

製作年 2018年
製作国 デンマーク
時間 88分
原題 Den skyldige
配給 ファントム・フィルム

 

視聴方法

 

見放題 Prime Video, U-NEXT, Hulu

 

※ 2024年10月21日(月)時点のFilmarksの情報を

  参考にさせて頂きました。

 

あらすじ

 

 

緊急通報指令室で働くアスガーは、

いま誘拐されているという女性から

一本の通報を受ける。

 

周りの些細な音から状況を把握し、

女性の救出に精一杯努めるが、

現場の警官からは危機感を感じられない。

 

嫌気がさしたアスガーは、

独断で動くことにするが、

やがて事件は思わぬ方向に進んでいく。

 

 

予告編

 

youtu.be

 

ネタバレなしの感想と解説

 

全編"音声"で描くサスペンス映画

 

THE GUILTY ギルティ(2018) : 作品情報 - 映画.com

映画.com より引用

 

本作は、ハリウッドでもリメイクされ、

話題となったサスペンス映画です。

 

この手の作品は好きな人も多いかと思いますが、

いわゆる"一つの舞台で物語が進行していく"

ワンシチュエーション映画ですね!

 

今回の舞台となるのは緊急通報指令室で、

基本的には主人公と通報者または警官などの

やり取りで事件が描かれています。

 

手掛かりは電話から聞こえる

被害者の言葉周りの音だけで、

そこから全体像を把握しなければなりません。

 

現場の様子は一切映さず、

観客の想像力を試す斬新な作品でした。

 

主人公は誘拐された女性を

一秒でも早く助けようと奮闘しますが

 

オペレーターである以上、

なかなか思うように動くことができません。

 

そんな彼の焦りがひしひしと伝わり、

まるで僕もその場にいるような感覚で、

ずっと耳を澄ましてしまいました💦

 

 

また、本作は主人公の過去にも注目です。

 

アスガーはすぐにイライラしたり

怒ったりと少し荒っぽい性格で、

オペレーターに向いているとは思えません。

 

それもそのはず、彼は元々は現場の警官で、

あることを期に現場から降ろされたのです。

 

上司や同僚との会話から、

「出廷する」というワードが聞こえるので、

何か良くないことが起きたのでしょう。

 

アスガーの過去が誘拐事件とどう絡むのか、

そのラストは必見です!

 

 

ネタバレありの感想と解説

 

誘拐事件の真相とは

 

映画.com より引用

 

本作で描かれている事件は、

一見イーベン(妻)がミケル(元夫)に

 

誘拐されたかのように見えますが、

その真相は大きく異なるものでした。

 

何とイーベンは精神病を患っており、

ミケルが彼女を病院に連れていくところを、

イーベンは誘拐と通報したのです。

 

全てのことの発端は、

まだ幼い息子オリバーの死でした。

 

イーベンは、オリバーに蛇がついているという

妄想に取りつかれ、その蛇を取り除こうと

息子にナイフを突き立てます。

 

その結果、オリバーは刺されて死んでしまい、

それを知ったミケルは急いでイーベンを

精神病院に連れていこうとします。

 

抵抗する彼女は車に無理やり乗せられ、

そこで緊急通報をかけたというわけですね…

 

 

そして本作の怖いところは、

アスガーの良かれと思って取った行動が、

全て裏目に出ていたことでしょう。

 

例えば、娘のマチルデを

オリバーのところへ誘導してしまったり。

(ミケルは彼女にオリバーの死体を見せないようにしていた)

 

イーベンに正当防衛として、

レンガでミケルを殴るように指示したり。

(ミケルが大事に至らなくて本当に良かった)

 

音声だけで状況を把握するのが、

いかに難しいか考えさせられますね。

 

 

タイトルの意味とは

 

映画.com より引用

 

本作のタイトルの"Guilty"には、

"罪を犯した"という意味があります。

 

これは恐らく、主人公の過去を

表しているのでしょう。

 

物語のクライマックス、

アスガーは自ら罪の告白をおこない、

イーベンの自殺を止めようとします。

 

オペレーターに配属される前、

彼は現場の警官として働いていましたが、

そこで一人の若者を殺害してしまいました。

 

正当防衛の主張は実は嘘で、

世の中の不条理にイラついていたアスガーは、

意図して発砲したのです。

 

アスガーの罪の告白が、

イーベンの自殺を阻止する役割

担っていたのは良かったですね。

 

彼のしたことは許されるものではありませんが、

彼の人を救いたい、イーベンを救いたいという

気持ちは正真正銘ホンモノだったのでしょう。

 

 

まとめ

 

✅ 現場を描かない新感覚サスペンス

✅ 誘拐事件の驚愕の真相

✅ タイトルと主人公の過去に注目

 

「THE GUILTY ギルティ」

まだ観ていない方は、ぜひチェックです!

 

 

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

これからも、沢山の洋画情報を

お届けしますので

 

ぜひ読者登録・応援よろしくお願いします!

 

それでは次回の洋画の世界でお会いしましょう!

バイバイ!

 

 

おまけの一言
 

本作を観てずっと思っていたこと。

主人公のヘッドセットがかっこいい!

 

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