(C)2023 Studio Ghibli
皆さんこんばんは！iBUKi です！
当ブログにお立ち寄り頂き、
ありがとうございます😊
今回は、スタジオジブリ最新作
宮崎駿監督が10年ぶりに長編作品を手掛けた
「君たちはどう生きるか」の
感想と解説を行っていきます！
映画業界としては前代未聞の
一切宣伝活動を行わなかった本作。
ある意味全てがネタバレありの
感想と解説になってしまいますね(笑)
🎬CONTENTS
ネタバレについて
本記事では、ネタバレなしとありの両面から
作品の感想/解説を行っています。
ネタバレに関して、
一部ストーリーの内容を扱っていますので、
未鑑賞の方はご注意ください。
作品基本データ
メイン・キャスト
| まひと | 山時聡真 |
| アオサギ | 菅田将暉 |
| 夏子 | 木村佳乃 |
| ショウイチ | 木村拓哉 |
| ヒミ | あいみょん |
| キリコ | 柴咲コウ |
| 大叔父 | 火野正平 |
| 監督・原作・脚本 | 宮崎駿 |
| 製作年 | 2023年 |
| 製作国 | 日本 |
| 時間 | 124分 |
| 配給 | 東宝 |
視聴方法
2023年7月14日より、
全国ロードショー公開中です！
あらすじ
戦争が始まって3年。
まひとは母ヒサコを失い、
父ショウイチと共に、母の妹ナツコの住む
お屋敷へと疎開する。
母を失った悲しみはまだ癒えず、
まひとは新しい学校の生徒やナツコに
心を開けずにいた。
そんな中、彼の前に喋るアオサギが現れ、
まひとは導かれるように謎の洋館へと
足を踏み入れる。
ネタバレなしの感想と解説
夢を見ているかのような作品
Pixabay より引用
予告編を作らずに劇場公開するという
全く新しい宣伝方法を生み出した本作。
一歩間違えれば大きな赤字となりますが、
やはり凄く、ヒットしているとのことです。
観る側としても、予告編がないというのは
大きな賭けになりますが、面白い体験でした。
予告編があると物語の大筋を予想できますが、
今回観る場面は全てが新しく、滅多に味わえない
新鮮な映画鑑賞だったと思います。
主人公の顔ですら、はじめましてですからね(笑)
さて、そんな本作ですが、
肝心の感想はと言いますと、
かなり難しい作品でした。
確かに広がっているのですが
場所・状況・キャラクターの説明はあまり無く、
かと言って考察できそうなヒントも少なく、
万人受けするようなものではありません。
例えるならば、
夢を見ているかのような物語だなと思いました。
内容がめちゃめちゃに感じるのですが、
それがあたかも普通のように進んでいくのです。
いやーこれは久しぶりに、
不思議な映画を観ました(笑)
レビューは賛否両論混在していて、
その気持ちもよく分かります。
僕としては、この手の作品は嫌いではないので、
楽しめたかなぁと思いますが
それでもやっぱり、もう少し分かりやすくても
良かったのかもしれませんね😅
ご覧になった方は、賛否どちらでしょうか。
ぜひ教えてください！
ネタバレありの感想と解説
4つのキーワードが込められた異世界
Pixabay より引用
本作の中でも特に頭を悩ますのが、
まひとが迷い込んだ異世界の正体です。
これまで数々の作品で、
不思議な世界を観てきましたが
こんなにも謎に包まれた神秘的な世界は、
久しぶりかもしれません。
僕も記事を書くにあたって色々考察しましたが、
「これだ！」というピンポイントの答えは
正直見つけることができませんでした。
と言うのも、今回描かれている世界は、
抽象的な概念の世界だからです。
ここで、本作のキーワードを考えてみますが、
それは「生」と「死」です。
例えば、物語冒頭は母親の死から始まり、
まひとはいきなり死と向き合うことになります。
一方で、異世界では生まれる前の魂である
わらわらに遭遇し、誕生の瞬間を目撃します。
日本版「ソウルフル・ワールド」やん
生と死や輪廻転生と言った
異世界は死後の世界なのでしょうか。
しかし、物語後半では、
世界のバランスを調整する積み木が現れ、
「善」と「悪」について言及されます。
どうやら異世界は、死後の世界のような
単純なものではなく、「生と死」「善と悪」
という概念の世界である可能性が高いですね。
概念と言えば、この異世界において、
時間の概念が少し違う点が面白いです。
お屋敷のおばあちゃんによると、
若い頃のヒサコもまひとと同じように、
洋館で行方不明になったそうですが
恐らく、まひとが出会ったヒミこそが、
その当時の彼女(母)だったのでしょう。
すなわち、現実世界の過去・未来・現在全てが、
異世界に一つに繋がっていることが分かります。
一瞬、扉に書かれた数字はアース○○○という
マルチバースを表しているのかと思いましたが
同じ世界の様々な時間軸を示していたのですね。
マーベル作品的な展開ではなかった(笑)
最終的に、元の世界(時間)に戻る選択をした
まひととヒミの二人。
この決断こそが、
「君たちはどう生きるか」の
問いかけの答えに思えました。
自分の死の運命を知りながらも、
生きる選択をしたヒミ。
母の死と向き合いながら、
生きる選択をしたまひと。
現実世界でも異世界でも生きることができますが
大切なのは生きることだけではなく、
"どう生きるか"なのです。
もはやホラー映画
Pixabay より引用
最後に少し余談になるんですけれども、
ジブリ作品って怖くないですか？(笑)
唐突やな
僕は、片手で数えられる程にしか
ジブリ作品を観れていないので、
一概に語ることはできませんが
昔からジブリ作品は怖い・不気味という
イメージがあったんですよね😱
今作も、巨大インコに食べられそうになったり、
カエルが沢山まとわりついてきたりと、
不気味な描写が沢山あったように思います。
子供の頃に観ていたら、トラウマものです(笑)
しかし…
この闇の深さがクセになると言いますか
ジブリ作品の魅力の一つなんだろうなと
改めて思いました！
久しぶりにまた「千と千尋の神隠し」とか
観たくなってきますね～
まとめ
✅ 予告編一切なしの斬新な映画体験
✅ 夢を見ているような不思議な世界観
✅ 生と死、善と悪の難解なストーリー
まだ観ていない方は、ぜひチェックです！
最後までお読み頂きありがとうございました。
これからも、沢山の洋画情報を
お届けしますので
ぜひ読者登録・応援よろしくお願いします！
それでは次回の洋画の世界でお会いしましょう！
バイバイ！
おまけの一言
映画館で観た作品は、ほとんどの確率で
パンフレットを買っていますが
いつも写真ばかり見て、
ちゃんと本文を読んでいないので、
読まなきゃなぁと思う今日この頃です。
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