今夜は映画ナイト!

洋画・ディズニー作品・海外ドラマを中心としたエンタメブログ!たまに雑談も・・

【感想/解説】「LAMB ラム」3つの謎を考察!昨年話題になった究極のスリラー問題作が面白い

 

            「LAMB ラム」

 

(C)2021 GO TO SHEEP, BLACK SPARK FILM &TV, MADANTS, FILM I VAST, CHIMNEY, RABBIT HOLE ALICJA GRAWON-JAKSIK, HELGI JOHANNSSON

 

皆さんこんばんは!iBUKi です!

 

当ブログにお立ち寄り頂き、

ありがとうございます😊

 

今回は、第74回カンヌ国際映画祭にて、

ある視点部門のオリジナリティ賞を受賞した

 

究極の問題作「LAMB ラム」

感想と解説を行っていきます!

 

今年は何だか、

尖った作品を沢山観ている気がしますね~(笑)

 

 

🎬CONTENTS

 

ネタバレについて

 

本記事では、ネタバレなしとありの両面から

作品の感想/解説を行っています。

 

ネタバレに関して、

一部ストーリーの内容を扱っていますので、

未鑑賞の方はご注意ください。

 

作品基本データ

 

メイン・キャスト

 

マリア ノオミ・ラパス
イングヴァル ヒルミル・スナイル・グドゥナソン
ペートゥル ビョルン・フリーヌル・ハラルドソン
監督 ヴァルディマル・ヨハンソン

 

製作年 2021年
製作国 アイスランドスウェーデンポーランド
時間 106分
レーティング R15+
原題 Lamb
配給 クロックワークス

 

視聴方法

 

見放題 Prime Video

 

※ 2023年2月6日時点のFilmarksの情報を

  参考にさせていただきました。

 

あらすじ

 

 

アイスランドの山間に住む

羊飼いのマリアイングヴァル

 

ある日、羊の出産に立ち会ったところ、

羊ではない何かが産まれるのに遭遇する。

 

二人は、その何かにアダと名付け、

我が子のように育てることを決める。

 

アダと過ごす時間は二人にとって、

幸せなひと時であったが、

これは同時に破滅への一歩でもあった。

 

 

予告編

 

youtu.be

 

ネタバレなしの感想と解説

 

観る人を選ぶ超異色スリラー

 

LAMB ラム : 作品情報 - 映画.com (eiga.com)

映画.com より引用

 

本作は、不思議な雰囲気に包まれた、

考察しがいのある面白い作品なのですが、

決して万人受けするものではありませんでした。

 

というのも、その不思議な雰囲気が、

あまりにも不思議過ぎるからです(笑)

 

 

あらすじでも紹介したように、

本作は「羊ではない何か」に出会った

一組の夫婦を描いた作品となりますが

 

その物語はまるで、大人向けの

本当は怖いグリム童話のようでした。

 

アイスランド大自然を舞台に、

淡々と映しだされていく

夫婦と何か(アダ)の生活。

 

そこには確かに混沌があるのですが、

同時に彼らの幸せも感じます。

 

そして、最後に待ち受けるのは、

しっかりとした恐ろしい結末。

 

この世にも奇妙な物語は、

私たちに何を伝えようとしているのか、

観客は考えさせられるのです。

 

 

流石は、話題作を送り出すA24なだけあって、

超異色なスリラー映画となっていましたね。

 

全体的に静かでセリフが少なく

明らかに観る人を選びますが

 

不安になる不自然な長めのカットなど、

奇妙な世界観作りに細部まで特化していて、

作り込まれた作品だったと思います!

 

尖った作品に挑戦してみたい方には、

ぜひぜひおススメですね。

 

そして何より、

意外とアダが可愛いんですよ(笑)

 

 

ネタバレありの感想と解説

 

考察に挑戦!

 

映画.com より引用

 

先程も少し触れたように、

本作は考察しがいのある作品ということで、

今回僕も考察にチャレンジしたいと思います!

 

 

アダの産まれた背景

 

 

頭部から右半身が羊で、

左半身から下半身が人間の獣人アダ

 

アダの産まれた背景は、

全編通して謎のままかと思いきや、

実はラストにヒントがありました。

 

最後に登場した強烈なインパクトを放つ

大人の獣人こそ、アダのお父さんです。

 

アダは、普通のメスの羊と

男性の獣人の間に産まれた子供なのでした。

→ これが最初のふぶきのシーンに繋がります!

 

一見、童話や神話的なかんじで、

突如として産まれたのかと思いましたが、

ちゃんとした理由があったのですね。

 

 

それにしても大人の獣人は、

一体どこから来たのでしょうか🤔

 

これは僕の単なる妄想ですが、

もしかすると獣人の起源は、

人間の実験によるものかもしれません。

 

物語序盤に、夫婦の会話から

「タイムトラベルが理論上可能になった」

あるので、舞台は未来の可能性もあります。

 

科学が進んだ未来で誕生した獣人が、

密かに野放しになっている……

なんて SF 過ぎますかね(笑)

 

 

夫婦はなぜ獣人に驚かない?

 

 

これはもう誰もが一度はツッコんだ問題

だと思いますが、納得のいく考察は難しい

のかなというのが正直な感想です。

 

しかしその中でも、やはり一番有り得る要因は、

実の娘の死に対する喪失感ですね。

 

先程のタイムトラベルの会話からも、

夫婦は過去に娘を失ったことを悔やんでいる

ことが伺えます。

 

幸せな生活を送りながらも、

どこか何か欠けている日常の1ピース。

 

それを埋めてくれたのが、まさにアダでした。

 

恐らく、二人はアダが神様からの贈り物だと

勝手に解釈してしまったのでしょう。

 

夫の弟ペートゥルも、最終的に家族として、

普通にアダに接していたことから、アダには

不思議な魅力があることが分かりますね!

 

しかし、自らの幸せを手に入れるがために、

実の母である羊を殺してしまったマリアは、

本作で誰よりも一番恐ろしかったです…

 

 

実の娘に何が起きたのか

 

 

これは物語の本筋とはあまり関係ないですが、

実の娘のアダに何が起きたのか、

考察してみたいと思います。

 

彼女が亡くなった背景については、

本編では全く語られていませんが

 

夫のイングヴァルの回想シーンで、

彼が湿地帯でアダを探していたことから、

彼女は事故にあったと考えられます

 

思い返してみると、獣人のアダも、

何度も普通に家を飛び出していたので、

 

夫婦の危機管理能力は甘く、

実の娘のアダも外で遊んでいた際に、

事故に合ってしまったのではないでしょうか。

 

広大な自然に囲まれた環境で、

誘拐や交通事故の心配はありませんが、

 

自然は時として恐ろしいので、

あまり子供を自由に遊ばせるのはどうかなと

思わず考えてしまいました😅

 

 

僕の考察は以上になりますが、

他の考察も読んでみたいという方のために、

 

僕が本作を観るきっかけとなった

miyakoさん(id:m421miyako)の記事を貼らせて頂きます!

 

www.421miyako.com

 

まとめ

 

✅ 静かでダークな世界に魅了される

✅ 物語は淡々と、でも細部までこだわりが

✅ 考察ポイントの詰まった作品

 

「LAMB ラム」

まだ観ていない方は、ぜひチェックです!

 

 

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

これからも、沢山の洋画情報を

お届けしますので

 

ぜひ読者登録・応援よろしくお願いします!

 

それでは次回の洋画の世界でお会いしましょう!

バイバイ!

 

 

おまけの一言
 

先日、新作「アントマン」の試写会に

応募するも落選😭

 

いつか、きっといつか、

試写会にお招き頂けるような

映画ブロガーになるぞ!💪

 

ブログランキング・にほんブログ村へ

※ 映画ブログランキングに参加中。

皆様の1クリックのご協力お願いします!