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【感想/解説】「名探偵ポアロ ベネチアの亡霊」今度のポアロはホラーテイストに!臨場感が凄い幽霊屋敷のミステリー

 

     「名探偵ポアロ ベネチアの亡霊」

 

(C)2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.

 

皆さんこんばんは!iBUKi です!

 

当ブログにお立ち寄り頂き、

ありがとうございます😊

 

今回は、ケネス・ブラナー監督・主演でおくる

名探偵ポアロの映画化シリーズ第3弾

 

「名探偵ポアロ ベネチアの亡霊」

感想と解説を行っていきます!

 

ハロウィーンの夜、

交霊会で起きた一つの不可解な殺人事件。

 

果たして犯人は、

人なのか、それとも亡霊なのでしょうか…?

 

 

🎬CONTENTS

 

ネタバレについて

 

本記事では、ネタバレなしとありの両面から

作品の感想/解説を行っています。

 

ネタバレに関して、

一部ストーリーの内容を扱っていますので、

未鑑賞の方はご注意ください。

 

作品基本データ

 

メイン・キャスト

 

ポアロ ケネス・ブラナー
アリアドニ ティナ・フェイ
ジョイス ミシェル・ヨー
ロウィーナ ケリー・ライリー
オルガ カミーユ・コッタン
フェリエ ジェイミー・ドーナン
マキシム カイル・アレン
レオポルド ジュード・ヒル
デズデモーナ エマ・レアード
ニコラス アリ・カーン
ヴィターレ リッカルド・スカマルチョ
監督 ケネス・ブラナー
原作 アガサ・クリスティ

 

製作年 2023年
製作国 アメリ
時間 103分
原題 A Haunting in Venice
配給 ディズニー

 

視聴方法

 

2023年9月15日より、

全国ロードショー公開中です!

 

あらすじ

 

 

ベネチアで隠居生活を送っていたポアロの元に、

旧友で作家のアリアドニがやって来る。

 

彼女の依頼は、ハロウィーンパーティに参加し、

そこで行われる交霊会のトリックを見破り

 

霊媒師がペテン師であることを

証明して欲しいというものだった。

 

しかし、ポアロを待ち受けていたのは、

裏の顔を持つ参加者残忍な殺人事件であった。

 

 

予告編

 

youtu.be

 

ネタバレなしの感想と解説

 

ミステリー×ホラーの魅力的な世界

 

名探偵ポアロ ベネチアの亡霊 : 作品情報 - 映画.com (eiga.com)

映画.com より引用

 

オリエント急行殺人事件」「ナイル殺人事件

に続く今作「名探偵ポアロ ベネチアの亡霊」は、

一言でいうと、かなり挑戦的な作品でした。

 

原作はアガサ・クリスティ

ハロウィーン・パーティ」という、

これまでと比べるとマイナーな物語ですし

 

作品の雰囲気もホラー・テイストで、

前作とはかなりかけ離れています。

 

この"変わり具合"にハマれるかどうかが、

今作を楽しむ分かれ道となりますが

 

個人的には、もうめちゃめちゃ刺さる

大好きな作品でしたね!

 

 

今度の舞台となるのは、

イタリア水上の都市ベネチア

 

オリエント急行(トルコ発フランス行き)や

ナイル(エジプト)に続き、ポアロと世界を

巡るのがまた良いです。

 

しかし、楽しい旅行気分は直ぐに終わり、

待ち受けるのは恐ろしい事件でした。

 

霊媒師のトリックを見破るために

交霊会に参加したはずが、

本物の殺人事件に遭遇してしまいます。

 

過去に亡霊の仕業によって、

命を落とした少女がいるいわくつきの館。

 

今回も、降霊術で呼び出された霊の仕業なのか。

それとも、亡霊の噂を利用した犯人がいるのか。

 

ポアロは、超常現象と殺人事件の

二つのトリックに挑むこととなります!

 

 

事前情報で今作はホラーテイストになると

聞いていましたが、いざ本編を観てみると、

想像以上にホラーしていました(笑)

 

普通にビクッとなりましたし、

交霊会の場面なんかは臨場感がありました。

 

まるで、僕もその場にいるような、

とても引き込まれる映像でしたね。

 

また、雰囲気もとても良く、

死霊館のシスターが出てくるんじゃないかと

思ってしまうくらいです(笑)

 

冒頭ご紹介したように、本作はホラーテイストに

力を入れた挑戦的な作品でしたが

 

殺人事件のテーマとも相まって、

ミステリー×ホラーの魅力的な世界

作り上げられていました!

 

もちろん、挑戦的であると同時に

昔ながらの正統派ミステリーでもあるので、

探偵ものが好きな方は必見ですよ♪

 

 

ネタバレありの感想と解説

 

恐ろしい亡霊の正体とは?

 

映画.com より引用

 

※ ここからは本作の重要なネタバレを含みますので、

  未鑑賞の方はご注意ください!

 

 

それでは、今作の事件の真相について、

整理していきたいと思います。

 

単刀直入にいうと、一連の殺人の犯人は

屋敷の持ち主ロウィーナで、全てのカギを

握るのはアリシアの死でした。

 

アリシアは亡霊にとり憑かれていたのではなく、

ロウィーナが原因で亡くなってしまったのです。

 

ロウィーナは娘を深く愛するあまり、

自分だけのものにしようと彼女を支配し

幻覚性の花の毒を密かに与えていたのでした。

 

彼女を看病することで、ずっとそばにいられる

という怖すぎる執着心ですね…😱

 

しかしある時、家政婦のオルガが看病した際、

彼女は毒入りとも知らず、アリシア

紅茶を大量に飲ませてしまいます。

 

その結果、アリシアは亡くなってしまいました。

 

ロウィーナは彼女の死の真相を隠蔽するべく、

亡霊の仕業に見せかけたのです。

 

 

そして、二人目のキーパーソンとなるのが、

アリシアの死に立ち会った医師フェリエの

息子レオポルドでした。

 

フェリエは戦争のトラウマが原因で、

アリシアの死因を見落としましたが、

レオポルドは見破っていたのです。

 

そこで彼は、父の代わりにお金を稼ぐため、

ロウィーナに脅迫状を送り付け

彼女の財産を奪い取ることにしました。

 

しかし、それが新たな殺人事件を生む

トリガーとなってしまいます。

 

ロウィーナは、脅迫状の送り主を探しており、

目星を付けられたジョイスとフェリエは

彼女によって殺害されてしまったのでした。

 

 

というわけで、事件の犯人は、

亡霊ではなく人間でしたね。

(そりゃそうか)

 

振り返ってみると、色んな人が関わっている

面白い真相だったなと思います!

 

しかし、強いて言うとすると、

もやもやが残る部分も少々ありました😅

 

ポアロが体験した超常現象の正体が

毒による幻覚というのは無理矢理感がありますし

 

事件解決に至る過程も、

端折られていた気がします。

 

ここがもっと丁寧に描かれていたら、

より良い作品になっていたかもしれませんね。

 

とは言え、ロウィーナが犯人エンドは予想外で、

ミステリー要素を楽しむことができました。

 

真相を暴けなかった自分は、

まだまだ探偵には向いていないようです(笑)

 

 

ポアロ復活の物語

 

映画.com より引用

 

今作はどうしてもホラー要素に

目がいってしまいますが、

ポアロ復活の物語でもありました。

 

一線から退いた彼でしたが、

今回の事件を期に探偵業を再開しています。

 

警察にポアロが捜査中だと伝えてくれと言う

シーンはめちゃめちゃかっこよかったですね。

 

しかし、なぜポアロは再び仕事を

始める気になったのでしょうか。

 

あくまで推測ですが、それは彼が

自分の運命を受け入れたからかもしれません。

 

 

今作では、亡霊・魂・戦争のトラウマなど、

色んな角度から"死"が描かれました。

 

死というものは、

ポアロにとってとても身近な存在です。

 

職業柄、彼の行きつく先には事件があり、

そして誰かの死がいつも待ち受けています。

 

とても心が締め付けられる仕事ですが、

これこそが彼の選んだ道であり運命です。

 

今回それに向き合い、受け入れたからこそ、

ポアロは前に進むことができたのでは

ないでしょうか。

 

今後どんな事件があるかは分かりませんが、

ポアロの活躍はもっと観たいなと思います。

 

 

まとめ

 

✅ ホラー演出が生み出す新しいポアロ

✅ 引き込まれる臨場感あふれる映像

✅ 正統派ミステリーとポアロの運命

 

「名探偵ポアロ ベネチアの亡霊」

まだ観ていない方は、ぜひチェックです!

 

 

おすすめ関連作品

 

ナイル殺人事件

ポアロの愛と孤独にも迫ったシリーズ第2弾!

 

wdfmmovieusic.hatenablog.com

 

 

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

これからも、沢山の洋画情報を

お届けしますので

 

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それでは次回の洋画の世界でお会いしましょう!

バイバイ!

 

 

おまけの一言
 

お休みの日。

近所のモールの成城石井で、

たまたま上司を目撃してしまいました(笑)

 

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