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【感想/解説】「ボーはおそれている」奇妙な世界の正体とは?完全に意味不明すぎて逆に面白い問題作誕生!

 

        「ボーはおそれている」

 

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皆さんこんばんは!iBUKi です!

 

当ブログにお立ち寄り頂き、

ありがとうございます😊

 

今回は、「ヘレディタリー/ 継承」

「ミッドサマー」など問題作を生み出してきた

アリ・アスター監督の最新作スリラー映画

 

「ボーはおそれている」

感想と解説を行っていきます!

 

先月鑑賞の「哀れなるものたち」に続き、

これまたクセが強すぎる本作。

 

2024年はとんでもない映画の年です(笑)

 

 

🎬CONTENTS

 

ネタバレについて

 

本記事では、ネタバレなしとありの両面から

作品の感想/解説を行っています。

 

ネタバレに関して、

一部ストーリーの内容を扱っていますので、

未鑑賞の方はご注意ください。

 

作品基本データ

 

メイン・キャスト

 

ボー ホアキン・フェニックス
モナ パティ・ルポーン
グレース エイミー・ライアン
ロジャー ネイサン・レイン
セラピスト ティーヴン・マッキンリー・ヘンダーソン
監督/脚本 アリ・アスター

 

製作年 2023年
製作国 アメリ
時間 179分
レーティング R15+
原題 Beau Is Afraid
配給 ハピネットファントム・スタジオ

 

視聴方法

 

2024年2月16日より、

全国ロードショー公開中です!

 

あらすじ

 

 

心配性で怖がりのボーは、

ある日突然、母親の訃報を知らされる。

 

葬儀に出るために里帰りを決意した彼は、

勇気を出して外の世界へ一歩踏み出す。

 

しかしそこには、

思いもよらぬ沢山の危険が待ち受けていた。

 

やがてボーの里帰りは、

壮大な旅へと変わっていく。

 

 

予告編

 

youtu.be

 

ネタバレなしの感想と解説

 

アリ・アスターの悪夢再来!

 

ボーはおそれている : 作品情報 - 映画.com (eiga.com)

映画.com より引用

 

本作の監督のアリ・アスターと言えば、

映画ファンにはお馴染みとなっている

トラウマを生み出す天才的な監督です。

 

代表作「ミッドサマー」は、

実はまだ僕は観れていないのですが

 

「ヘレディタリー/継承」は過去に鑑賞し、

見事トラウマを植え付けられました(笑)

 

ただ怖いのではなく精神的にくる鬱展開もあり、

あらゆる角度から観客を試すのです。

 

本作のインタビューにおいても監督は、

「みんなどん底気分になればいいな」

発言を残していました。誰か彼を止めてくれ(笑)

 

 

そんなアリ・アスター監督の最新作は、

ホラー描写はそこまで見られないものの

 

約3時間もの間、意味不明な物語が続く

逆に怖い作品となっていました😅

 

例えるならば、インフルエンザにかかった時に

見る悪夢のような映画です(笑)

 

しかし、もう二度と観たくないかと言われると

実はそういうわけではなく

 

本当に意味不明なんだけど、

その奇妙さがクセになってしまうのです。

 

これはアリ・アスター監督と

ホアキン・フェニックスの二人だからこそ、

生み出すことができた味なのかもしれません。

 

完全に観る人は選ぶと思いますが、

僕にはすっかりハマってしまいました。

 

 

4つの舞台からなるストーリー

 

映画.com より引用

 

本作は、大きく分けて4つの舞台から、

ストーリーが成り立っています。

 

約3時間という長尺ではありますが、

場面がしっかりと移り変わっていくので

飽きることなく楽しむことができました。

 

それでは、どのような舞台が待っているのか、

少しご紹介しましょう!

 

 

1. ボーのアパート

 

ボーの旅の出発点。

ここで母の訃報を知らされます。

 

アパートの中には毒蜘蛛がいたり、

外には犯罪者がうろついていたり、

かなり治安の悪い場所に住んでいます。

 

 

2. 怪しい医者の一家

 

とある事故をきっかけに、

ボーは医者の一家に助けられます。

 

一見親切な良い家族に見えますが、

優しすぎて逆に不気味です。

 

長女はボーが家にいることを良く思っておらず、

ある事件に発展してしまいます。

 

 

3. 森の一座

 

森には、自給自足の生活をする一座がいて、

ボーは彼らに偶然出会います。

 

ある女性は親切に、ボーをに招待します。

 

その劇の内容は、

ボーの人生に少し似ていました。

 

 

4. 母の家

 

ボーの旅の終着点。

母の家はボーのものと違い、とても豪邸です。

 

なぜ母は怪死してしまったのでしょうか。

ボーは驚愕の真実と向き合うことになります。

 

 

因みに、僕のお気に入りの舞台は、

三番目の森の一座です!

 

アニメーションが組み合わさった演出が、

とても粋でしたね~

 

 

ネタバレありの感想と解説

 

考察① 全てはボーの〇〇

 

映画.com より引用

 

本作を観て、まず一番疑問に思うのは、

この奇妙な世界の正体です。

 

とても現実とは思えない

不可思議なことの連続ですが、

これは一体何なのでしょうか。

 

 

早速結論からいうと、

ボーの妄想(ボーから見えている現実)

可能性が考えられます。

 

物語後半の母親の家で明かされますが、

ボーには発達障害がありました。

 

極度の心配性で、何か不安なことがあると、

すぐにパニックに陥ってしまうのです。

 

つまり、本作で起きている奇妙な出来事は、

里帰りに不安を抱くボーが書き換えた妄想の

世界で、それを観客は追体験しているわけです。

 

そう考えると、原題の「Beau Is Afraid」

納得がいきますね!

 

どこまでが現実で、どこまでが妄想なのか、

その境界線を判断するのは難しいですが

 

世界が違って見えるというのは、

とても怖いことだと痛感させられました😅

 

 

考察② ラストのシーンの意味とは?

 

映画.com より引用

 

本作は、これまで紹介してきたように、

かなり意味不明な作品となっていますが

 

その中心には、母と子の確執という

シンプルなテーマが隠されていました。

 

ボーの母は、

両親からあまり愛情を注がれずに育てられ

 

その結果、自分のようにはなって欲しくないと

ボーに目一杯の愛情を注ぐようにします。

 

しかし、ボーは発達障害ということもあり、

母に対して愛を返すことができませんでした。

 

そして、次第に親子間に亀裂が生じ、

母の愛は憎しみへと変化してしまったのです。

 

息子を家に帰らせるために、

自分の死を偽装しなくてはならないとは、

かなりこじれた関係ですね😅

 

 

最後、勢い余って母を殺害してしまったボーは、

ボートで帰る途中に大きなドームにたどり着き、

そこで裁判を受けることになります。

 

突然の「トゥルーマン・ショー」的展開ですが、

これもまた考察①で紹介したように、

ボーの妄想であると考えられます。

 

母を殺害してしまった罪悪感から、

自分は有罪なのか無罪なのか葛藤する

心の様子を表しているのでしょう。

 

最終的に自分を有罪とみなしたボーは、

ボートと一緒に水に沈んでいきます。

 

これが果たして、現実世界における死なのかは

謎に包まれていますが、ボーの壮大な旅は

静かに幕を閉じるのでした。

 

 

まとめ

 

✅ 今度のアリ・アスターは約3時間の悪夢

✅ 何故かハマってしまう奇妙な世界観

✅ 全てはボーの〇〇で起きていた!

 

「ボーはおそれている」

まだ観ていない方は、ぜひチェックです!

 

 

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

これからも、沢山の洋画情報を

お届けしますので

 

ぜひ読者登録・応援よろしくお願いします!

 

それでは次回の洋画の世界でお会いしましょう!

バイバイ!

 

 

おまけの一言
 

1日早いのですが、明日2月23日をもちまして、

当ブログが4周年を迎えます✨

 

こういうのって記事にするべきですが、

観たい映画が沢山なので、おまけの一言で(笑)

 

いつも当ブログに遊びに来ていただき、

本当にありがとうございます🙇‍♂️

 

こんなかんじのゆる~い僕ですが、

今後ともお付き合い頂けると嬉しいです(笑)

 

これからも、よろしくお願いいたします!!

 

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